妖精さんの日々|夢のような時間、おひな様に願掛けて

ベンジャミン(左)「母の実家のひな人形も日の目を見れた。チルちゃんが来てくれた おかげだね」
チルチル(右)「みなさんお留守なのが残念です…」

ベンジャミン「伯父夫婦と海外に住んでいるからね。写真を撮って送ろう」
チルチル「うんっ♪」

ベンジャミン「チルちゃんもおひな様みたいに可愛いなぁ」
チルチル「うまく撮れてる…?」
ベンジャミン「もちろん!良く撮れたと思うよ」

ベンジャミン「じゃあそろそろ片付けようか」
チルチル「お人形なのにずっと飾ってちゃいけないの?」

ベンジャミン(結婚が遅れると言われているけれど…)

ベンジャミン「いや、僕もしばらくこのまま飾っておきたいな」
チルチル「よかった♪ ときどきお顔を見にこようね♪」

ベンジャミン「チルちゃんのひな人形じゃないから飾っておいても、兄妹仲の願掛けとして……」
チルチル「ベンジーくんとならお願いしなくても大丈夫なのに♪」

ベンジャミン(チルちゃんは妖精だから、いつか目が覚めたら居なくなってしまいそうに思うんだ…)