100均ミニチュア｜うきうきアヒル

チルチル「はじめて海につれてきてもらいました♪」
ランス「小ビン見せたら連れてけって うるさいから」


チルチル「ランスくんは泳がないの？」
ランス「監視役が必要だろ」


チルチル「そんなこと…」
ランス「沼地でおぼれたって言ってたから」


ランス「海はこわくないのか？」
チルチル「前はこわかったけど…」


チルチル「たのしいよ♪なんでかな☆」


ランス「近くで通り雨か。そろそろ帰るぞ」
チルチル「海さん！また来ますねー！」


チルチル「あのひと達は遊び道具持ってない…」
ランス「あれは……弟カイルと兄シアンか」


カイル(左)「通り雨に遭うなんてツイてないけどラムネ美味いから許す！」
シアン(右)「べつにお天道様はカイに許しを乞わないと思うが…」


チルチル「お友達ですか？じゃあちょっと行ってきます♪」
ランス「え？」


ランス（そうか。あいつら顔がいいから気になるのか）


チルチル「シアンさん…ですよね？」


カイル「兄貴の知り合いの子？」
シアン「いや…向こうにランスの姿が見える。何か聞いてきたんだろう」
チルチル「おふたりは兄弟なんですよね♪」


カイル「そうだけど」
シアン「遊んで欲しいのか？」


チルチル「いえわたし達はもう帰るので浮き輪貸してあげます♪」
シアン「え…何で？」
チルチル「お兄さん達は遊び道具もってないし、すごく楽しかったので！」


チルチル「弟さんはアヒル隊長をどうぞ！」
カイル「そーか。ありがとな お嬢ちゃん」


ランス「お前ら遊ばないくせに受け取るなよ。帰るぞ」
チルチル「えー…喜んでくれたのに…」


セリアさんで販売されている『うきうきアヒル』でした。


カイル「可愛い子だったよな。おれ姪っ子が欲しくなった」
シアン「俺に期待するな」
カイル「しかしランスのあれはヤキモチだな」
シアン「なんだかんだ言って気になるんだろう」